魚と釣り方

 

あなたが海で遭難し、小さな無人島に漂着したとします。

そこには、おじいさんが1人住んでいました。

 

そのおじいさんは毎日自分で魚を釣って暮らして居ました。

 

あなたは、そのおじいさんに

 

魚をください

 

とお願いしますか?

 

それとも

 

 

魚の釣り方を教えてください

とお願いしますか?

確かに、魚を貰えば当面の飢えはしのげるでしょう。

 

しかし、そのおじいさんが死んでしまったら
あなたは食べていく手段がなくなり
餓死してしまいます。

 

逆に自分で魚を釣れるようになったら、おじいさんが居なくなっても食べるものには困りません。

 

魚を恵まれるな

 

実は、これは中国の老子の言葉です。
『授人以魚 不如授人以漁』

人に魚を与えると1日で食べてしまう。

 

 

しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る。

という意味です。

受験の世界でほとんどの参考書や問題集は、
情報ばかりを教えます。

でも、参考書の通りに、

ただ用語を覚えたり、ただ年号を覚えでも、

 

用語を問う、その1問しか解けません。

 

 

用語はたくさん覚えているのに、論述になると解けないとか、ヨコのつながりがわからないとかという現象がおきるのはこのためです。

 

これってそれっきり、魚を与えられているのと同じです。

 

 

魚を与えられているだけだから、いざ問題を解こうとすると、思い出せなかったりします。

でも、『釣り方』が身についたらどうでしょうか?

 

世界史での「釣り方」は「ストーリーを語る力」です。

 

 

魚の釣り方を覚えたら、いつでも魚を手に入れられることができるのと同じです。

 

考えてみて下さい。

 

 

ストーリーを語れたら、用語は覚えられているし、出来事の順番も完璧だし、年代も把握できているのと同じなんですよ。

 

 

ってことは、論述も、出来事の順番を問うような問題も、ヨコの歴史の問題も、解けるってことになりませんか?

 

いってしまえば、いつでも答えを生み出せる状態ですよね。

 

 

一方、世界史の勉強において、
盲目的に『暗記をしまくる』というのは、遠回り過ぎて時間の無駄です。

 

 

 

たしかに暗記をしたらじわじわ成績が上がるかも知れません。

でも、こんなことをしていたら、いくら時間があっても足りません。

今からでも

ストーリーを語る力」を手に入れる必要があります。

 

ロードマップには、「ストーリーをつかむ」「暗記する」ことが大切だと、書いてありますが、

これは、「ストーリーを語る力」を身に付けるためなんです。

 

 

この力を身に付けるのは、特殊な技能はいりません。

 

 

木の幹と枝葉でいえば、木の幹の部分でアリ、

この木の幹にあたる「ストーリー」はちょっとしたコツと、確実な暗記法があれば、

すごく簡単にマスターできるのです。

 

 

「魚を恵まれるな。釣り方を教われ」というお話でした。

今後このメルマガでも、この「ストーリー勉強法」についてお話していきます。

 

 

ワーク

 

 

 

今回のワークは、頭の体操です。数学での「釣り方」はどんなものがあるか考えてみて下さい。

 

これを考えると、各教科の勉強の本質が分かってきます。

 

ぜひ考えてみて下さい。

 

 

今後このメルマガでも、あなたにとって有益になるようなどんどん話していこうと思いますので、
絶対に毎回読むようにしてください!

 

次回は、この問題の答えをお教えします。

それでは、また!

 

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